〜それは“わがまま”ではなく体の反応かもしれません〜
こんにちは、整体院つるぎです。
保護者の方からよく聞くのが、
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ゲームをやめさせると怒る
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すぐに不機嫌になる
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切り替えができない
といったお悩みです。
「我慢ができない」「わがまま」と感じることもありますが、
実は体や脳の仕組みが関係している場合があります。
① 脳が“興奮状態”になっている
ゲームやスマホは、
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強い光
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音
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刺激の多い映像
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即時の報酬(達成・勝利)
といった要素が多く、脳を強く刺激します。
その結果、脳は興奮状態(交感神経優位)になります。
この状態で急にやめると、
興奮 → 急にストップ
↓
神経の切り替えが追いつかない
↓
イライラ・不機嫌
という反応が出やすくなります。
② 自律神経の切り替えが苦手
本来は、
活動(交感神経)
↓
休息(副交感神経)
とスムーズに切り替わるのが理想です。
しかし子どもによってはこの切り替えが苦手で、
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興奮が長く続く
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クールダウンに時間がかかる
という状態になります。
特に発達特性のある子では、この傾向が見られることがあります。
③ 体の状態も影響している
意外と見落とされがちなのが「体」です。
ゲーム中は
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前かがみ姿勢
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首・肩の緊張
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呼吸が浅くなる
といった状態になりやすく、
これが続くと体も興奮しやすい状態になります。
体がリラックスできていないと、
気持ちの切り替えも難しくなります。
④ 切り替えを助ける工夫
ご家庭では次のような工夫が有効です。
▶ 終わる時間を事前に決める
▶ 「あと5分」など予告する
▶ やめた後に体を動かす(外遊び・ストレッチ)
▶ すぐに別の活動へ切り替える
ポイントは「いきなり止めない」ことです。
医療相談が必要なケース
・癇癪が非常に強い
・日常生活に支障がある
・感情のコントロールが難しい
こうした場合は、小児科や児童精神科など医療機関への相談も大切です。
整体は診断や治療を行う場所ではありません。
体から整えるという視点
医療で大きな問題がない場合、
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姿勢の安定
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首や肩の緊張緩和
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呼吸の改善
といった体の状態を整えることで、
切り替えやすさが変わることもあります。
まとめ
ゲームをやめたときの不機嫌は、
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脳の興奮状態
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自律神経の切り替え
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体の緊張
が関係している可能性があります。
「わがまま」と決めつける前に、
体と神経の状態を見てみることも大切です。
整体院つるぎでは、子どもの姿勢や体の状態を確認しながら、体の土台づくりをサポートしています。
参考(研究の方向性)
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Gentile et al., 2011(ビデオゲームと神経活動)
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Bailey & West, 2013(ゲームと注意・衝動性)
※ゲームと行動の関係は個人差が大きく、因果関係は一概には言えません。