体からのサインを見逃さない
「また寝転がってる!」
「座っていられないの?」
「だらしないだけじゃないの?」
お子さんが家に帰るとすぐ床に寝転がる。
宿題中も机に突っ伏す。
ソファや床でゴロゴロしている。
そんな姿を見て、つい注意してしまう保護者の方も多いのではないでしょうか。
しかし実は、
「すぐ寝転がる=怠けている」
とは限りません。
体が出しているサインの可能性もあるのです。
実は「座っている」ことは意外と大変
私たちは普段、
当たり前のように座っています。
しかし座るためには、
・頭を支える
・背骨を支える
・体幹を使う
・バランスを取る
といった働きが必要です。
大人でも疲れるように、
子どもにとっては意外と大変な作業なのです。
寝転がると楽になる理由
寝転がると、
体を支える筋肉の仕事が減ります。
つまり、
体幹や姿勢保持に使うエネルギーを節約できます。
特に
・体幹が弱い
・姿勢保持が苦手
・疲れやすい
子どもは、
無意識に楽な姿勢を探していることがあります。
発達特性のある子に多い理由
発達特性のある子どもでは、
感覚処理の違いから、
座っているだけでも疲れやすい場合があります。
例えば、
・姿勢を保つ感覚がつかみにくい
・体の位置を感じにくい
・周囲の刺激で疲れやすい
といったことがあります。
その結果、
学校では頑張っていても、
家に帰ると一気にエネルギー切れになることがあります。
「学校では頑張れている」がポイント
保護者の方が見落としやすいのがここです。
学校では
・姿勢を保つ
・授業を聞く
・友達と関わる
・先生の指示を聞く
など、
たくさんのエネルギーを使っています。
家は安心できる場所なので、
帰宅後に力が抜けて寝転がることは珍しくありません。
こんな特徴があれば体の問題かも
次のような様子がある場合は、
単なる怠けではなく体の負担が関係している可能性があります。
・椅子に座るとすぐ姿勢が崩れる
・机に突っ伏す
・足をブラブラさせる
・いつもどこかにもたれる
・疲れやすい
・運動が苦手
医療機関に相談した方が良いケース
以下の場合は小児科などへの相談をおすすめします。
・極端な疲れやすさ
・頭痛やめまいを伴う
・急に活動量が減った
・朝起きられない状態が続く
病気が隠れている可能性もあるためです。
整体でできること
整体で発達特性や性格を変えることはできません。
しかし、
・姿勢の崩れ
・体の緊張
・呼吸の浅さ
・体の使いにくさ
を整えることで、
体の負担を減らすサポートはできる場合があります。
まとめ
子どもがすぐ寝転がるのは、
怠けているからではなく、
「疲れた」「しんどい」という体からのサインかもしれません。
まずは叱る前に、
「なぜ寝転がりたくなるのか」
という視点で見てあげることが大切です。
行動の裏側には、
体の使いづらさや疲労が隠れていることがあります。