〜落ち着きがないのではなく、体の仕組みかもしれません〜
こんにちは、整体院つるぎです。
保護者の方からよく聞くのが、
-
椅子に座ると足をぶらぶらさせる
-
足を揺らし続けている
-
椅子を前後に揺らす
といった様子です。
こうした動きは「落ち着きがない」と見られることもありますが、
実は体の感覚機能が関係していることがあります。
特に関係が深いのが
前庭覚・体幹・発達特性です。
前庭覚(バランス感覚)の刺激を求めている
前庭覚とは、耳の奥にあるバランスを感じる感覚です。
この感覚は、
-
体の傾き
-
動き
-
重力
を脳に伝えています。
前庭覚の刺激が少ないと、脳は「動いて感覚を得よう」とします。
そのため
-
足を揺らす
-
椅子を揺らす
-
体をくねくね動かす
といった行動が出ることがあります。
これは体が感覚入力を増やそうとしている行動とも考えられます。
感覚統合理論では、こうした自己刺激行動は感覚調整の一つとして説明されています
(Ayres, 1972)。
体幹が弱いと姿勢を保てない
もう一つの理由が体幹の安定性です。
体幹が弱いと、
姿勢を保つ
↓
疲れる
↓
体を動かしてバランスを取る
という状態になります。
その結果、
-
足を揺らす
-
姿勢を変え続ける
といった行動につながることがあります。
足が床につかない問題
実はとても多い原因がこれです。
椅子に座ったとき
足が床につかない
と体は不安定になります。
すると体は安定させようとして
-
足を揺らす
-
足を動かす
という行動が出やすくなります。
学校の椅子は身長に完全に合うわけではないため、こうした状況は珍しくありません。
発達特性との関係
発達特性のある子どもでは
-
感覚過敏
-
感覚鈍麻
-
前庭覚の調整
が関係していることがあります。
ただし、足をぶらぶらさせる行動だけで
発達障害と判断することはできません。
気になる場合は、小児科や発達外来など医療機関への相談が大切です。
家庭でできる簡単な工夫
まず試してほしいのが次のことです。
-
足台を置いて足裏をつける
-
椅子の高さを調整する
-
体を動かす時間を作る
-
外遊びや運動を増やす
足が安定するだけで、座りやすくなる子も少なくありません。
整体でサポートできること
整体では、
-
姿勢の安定
-
体幹のバランス
-
首や背中の緊張
など体の状態を確認しながら、体の土台を整えるサポートを行っています。
ただし整体は医療行為ではありません。
発達や健康面で気になることがある場合は、まず医療機関での相談が大切です。