起立性調節障害の子どもの心に寄り添うために大切なこと|整体院つるぎ

こんにちは、整体院つるぎです。
最近、「子どもが朝なかなか起きられない」「学校に行けない」といった相談を受けることが増えています。
病院で「起立性調節障害(OD)」と診断されたものの、どう関わってあげたらいいかわからず、悩む保護者の方も多くいらっしゃいます。
起立性調節障害は、身体だけでなく、心にも大きな影響を与える症状です。
今回は、「心のケア」という視点から、お子さんとの接し方で気をつけたいことをご紹介します。
1.「怠けている」と思わないこと
朝起きられない、立ちくらみやだるさが続く…
大人から見ると「サボってるように見える」かもしれません。
でも、起立性調節障害は自律神経の不調が原因の“体の病気”。
本人の努力や意思だけでコントロールできるものではありません。
「起きなさい!」「ちゃんと行きなさい!」という声かけは、
逆に自己肯定感を下げ、症状を悪化させてしまうことも。
→ まずは「つらいよね」と受け止めることから始めましょう。
2.「本人のせいじゃない」と伝える
子どもはとても敏感です。
家族や友達の反応から、「自分はダメな子なんだ」と感じてしまうことも。
そこで大切なのが、「あなたのせいじゃないんだよ」「体の問題なんだよ」と、繰り返し伝えること。
これは本人の心を支える“土台”になります。
とくにまじめでがんばり屋さんタイプのお子さんほど、
「自分が弱いからだ」「親に迷惑をかけている」と感じやすいので注意が必要です。
3. 周囲と比べさせない
学校に行っている友達、部活で活躍している同級生…。
無意識のうちに「比べてしまう」気持ちは、子どもにも大人にもあるものです。
でも、今必要なのは“回復”であって、“競争”ではありません。
一人ひとりペースが違って当たり前。
「○○ちゃんはできてるのに」「早く元に戻って」と言われると、心はどんどん閉じていってしまいます。
→ **「あなたはあなたのペースで大丈夫」**というメッセージを届けてあげてください。
4. 小さな「できた!」を一緒に喜ぶ
体調が悪くても、少しずつ「できること」は増えていきます。
-
朝いつもより10分早く起きられた
-
家の中でちょっと体を動かせた
-
好きな音楽を聴いて気分が上がった
そんな小さな変化を、一緒に気づき、一緒に喜ぶことが、回復への力になります。
「えらいね」「今日はがんばったね」「調子よさそうだね」
そうした声がけは、自己肯定感を回復させる大きな鍵になります。
5. 家庭の中に“安心”を
子どもにとって、家は一番安心できる場所であるべきです。
起立性調節障害のお子さんは、「学校に行けないこと=自分は悪い子」という罪悪感を持っていることがあります。
そんなとき、家庭の中で責められると、逃げ場がなくなってしまいます。
大切なのは、「つらいときはここにいていいんだ」と感じられる環境。
**不安やプレッシャーを和らげ、心と体を回復させる“安全基地”**としての家庭の存在が、何よりの支えになります。
整体でできる「心のケア」もあります
整体院つるぎでは、起立性調節障害の子どもたちに対して、
“やさしく触れる・ゆるめる”ことで自律神経を整える施術を行っています。
体の緊張がほぐれることで、気持ちが落ち着き、
「なんだか少し元気になれた」というお声をよくいただきます。
また、施術中は無理に話をさせたりせず、安心できる空間づくりも大切にしています。
まとめ
起立性調節障害は、見えにくいからこそ、まわりの理解と配慮がとても重要です。
体の不調に心まで引きずられてしまわないよう、
「信じて見守ること」が、最大のサポートになります。
「うちの子、もしかして…?」と気になる方は、
ぜひお気軽にご相談ください。
整体院つるぎでは、子どもたち一人ひとりのリズムに寄り添いながら、
心と体の両面から回復をお手伝いしています。